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黒マント/クロツバメ

2005年11月30日

マダラガ科 Histia flabellicornis atrovirens Inoue, 1992
クロツバメ
これは沖縄本島亜種。国内には三亜種が生息する。
紛らわしいのは、同じチョウ目に「クロツバメシジミ」という種もいるため
「クロツバメ」だけで検索するとどちらもヒットしてしまうこと。

本種も蛾の仲間の中で美しい部類に入ると思う。
マントのような羽根、それに隠された赤い体躯。スマートな触角。
羽根に隠された体は以外に短く、羽根の半分ほどの長さしかない。
一度、羽根を広げて飛んでいるところを撮ってみたいものだ。
posted by ナマモノ at 18:04 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

黄色と黒は勇気の印/セイヨウミツバチ+モンシロドクガ

2005年11月28日

ミツバチ科 Apis mellifera
ドクガ科 Euproctis silimis
セイヨウミツバチ+モンシロドクガ
セイヨウミツバチは蜜と花粉を集めに、モンシロドクガは花粉と花弁を食べるためにフヨウの花にきていました。
花粉というのは栄養豊富なのか、結構いろんな昆虫が餌にしています。
種子の方が栄養価は高いかもしれませんが、そればかり食べると次世代が生まれてきません。
花粉なら食べ残しで別の花が受粉できるのでしょうか。
移動力のある蜂ならそうなるでしょうね。
警戒色として有名な黄色と黒の組み合わせ。
この二種、色の他にも攻撃に使う針を持っている・完全変態・成虫は結構毛深いと共通点が多いんですね。
成虫の造形はどっちもすきなんです。さわれないけど。
posted by ナマモノ at 11:32 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

枝になりきれ!/シャクガの一種

2005年11月26日

シャクガ科
シャクガの一種
いわゆるシャクトリムシの一種。
しかし実に見事に化けるものである。
シャクトリムシ別名はドビンワリ枝と間違って土瓶をかけると落として割ってしまうからとか。
動いてなければ枝と見分けがつかないかもしれないです。
posted by ナマモノ at 20:34 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

内なる敵/シロオビアゲハ幼虫と寄生蜂

2005年11月25日

アゲハチョウ科 Papilio polytes polycles
シロオビアゲハ幼虫と寄生蜂
終令幼虫まで育つと鳥の糞というには大きすぎるのか、アゲハの幼虫は緑色のおなじみの姿になる。
こうなると鳥の目を逃れるために葉の表面より目立ちにくいところにいくことが多くなる。
うまく鳥から逃れたかと思うと新しい敵がやってきた。

アオムシコバチだろうか。

このような寄生蜂はまるまるでっぷりとした蝶や蛾の幼虫に卵を産み付け、蛹になる直前や蛹になった頃にそれを破って次世代の蜂が飛びだしてくる。
蝶の飼育をしている人からすればかわいい我が子(?)の羽化を楽しみにしているところにやってくる悪魔の様な存在だろう。
彼等寄生蜂は、植物が囓られたときに出すSOS物質の臭いに惹き付けられると言う。
植物もただ囓られるだけでなく、どうにかして身を守ろうと必死なのである。
posted by ナマモノ at 13:55 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

枯葉?虫食い?鳥の糞?/スカシエダシャク

シャクガ科 Krananda semihyalina Moore
スカシエダシャク
食べ物じゃないものに化ければ狙われ憎くなる。
なら、鳥の食べない枯葉や虫食いあとや鳥の糞に化けようとでも言うのだろうか。
スカシエダシャクは「透かし枝尺」であり、その名の通り羽根に透けた部分がある。
透けた部分があるから透かしなんだけど。
成虫だけでなく幼虫も木の枝に擬態している。いわゆるシャクトリムシ。別名ドビンワリ。
生き残るためには外見にも気を配らなければならないのである。
posted by ナマモノ at 01:44 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

食欲の秋・ハラビロカマキリ若虫

2005年11月20日

カマキリ科 Hierodula patellifera
ハラビロカマキリ若虫
被写体として結構人気が高いカマキリさんです。
強面ながらどこか愛嬌のある仕草や常にカメラ目線が人気の秘訣でしょうか。
今回はお食事風景。
カメラを向ける私を気にしながらもミバエの一種をもぐもぐと。
posted by ナマモノ at 23:37 | 沖縄 ☁ | Comment(1) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カマキリ目

新芽になりきれ 新芽になりきれ/トビイロハゴロモ

2005年11月19日

アオバハゴロモ科 Mimophantia maritima
トビイロハゴロモ
薄い地色に白い粉を吹いたような容姿が特徴のハゴロモ。
草の上に集団で群がっていると新芽が生えてくるところにも見える。
この個体は葉の上にいたので目立っていたが。
ハゴロモやヨコバイの仲間はバッタほどではないにしろ後翅でジャンプすることができ、
本種も驚くと飛び跳ねて逃げることがあるらしい。
そのときは集団で跳ねるのでパチパチと小気味よい音がするとか。
posted by ナマモノ at 11:34 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

高速機動幼虫2/ダンダラテントウ幼虫

2005年11月15日

テントウムシ科 Menochilus sexmaculatus
ダンダラテントウ幼虫
高速機動幼虫・オキナワマドボタルと同じく、完全変態の肉食幼虫。
見ての通り六本の脚が見事に長い。
タイワンヒゲナガアブラムシなどを捕食する。

興味深い点を一つ。成虫になると前翅の模様の個体変異が激しい本種でも、幼虫時代の模様はほぼ共通。
幼虫〜蛹時代の生活が斑紋に影響するかというとそうでもなく、遺伝的に決まると言うことらしい。
posted by ナマモノ at 13:33 | 沖縄 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 昆虫綱>コウチュウ目

ふんふんふーん・シロオビアゲハ幼虫

2005年11月14日

アゲハチョウ科 アゲハチョウ属
奄美諸島以南に分布
シロオビアゲハ幼虫
「みにくいあひるのこ」という童話がある。
子供の頃はあまりほめられた容姿でない鳥が大人になるととてもきれいに変わるというアレ。
種が違うと美醜の基準もちがうんじゃないかという疑問はおいといて、完全変態の昆虫は幼虫時代と成虫時代で姿が大きく異なるものが多い。
それにしてもこの姿はどうだろう。まるで鳥の糞である。
アゲハの幼虫といえば緑色をしてまるまるぷりぷりしていていじるとツノをだす というイメージが強いが、その形態になるまではこのような形で育っている。
樹上で生活する虫の天敵は多くの場合鳥類となるため鳥類に嫌われる擬態が多い。
アゲハの他に一部の蛾や蜘蛛(その名もトリノフンダマシ!)など。
アゲハの幼虫と思ってつついたら鳥の糞だったという失敗はしないよう注意したい。
posted by ナマモノ at 15:55 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

緑の草に赤い装飾・タイワンヒゲナガアブラムシ

2005年11月13日

アブラムシ科
タイワンヒゲナガアブラムシ
アキノノゲシに作られたコロニー。
緑色の植物に鮮やかな赤い集団がいるので非常に目立ちます。
単為生殖(つまりクローン)で増えるためあっという間に植物の茎を埋め尽くし写真のような状態に。
しかし単位生殖には遺伝子的に均一になり病気などに弱くなると言う欠点も。それを克服するためかそろそろオスの個体を生み有性生殖も行うようになる。
また、あまり密度が上がると寄主が枯れてしまったりテントウムシにより一網打尽にされるため羽根を持った個体が出てくることも。
非常に多様性に富んだ生態を見せつけてくれます。
posted by ナマモノ at 11:08 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 昆虫綱>カメムシ目

樹上に住むアリ・クロトゲアリ

2005年11月12日

アリ科 トゲアリ属
クロトゲアリ
蟻の巣と言えば地中にあるものを想像する方が多いと思うが、本種は樹上に巣を作る。
枝や葉を使い、幼虫の吐き出した糸でそれらを紡ぎあわせてスポンジのようなメッシュのボールのような形を作る。
国内分布は沖縄島以南。

名前の由来は黒くて棘を持つ蟻から。それぞれの腰のあたりに注目。
腹部が金色に見えるのは細かい毛が生えているため。
体長5-6mmながら比較的太い体躯のおかげで目立ちやすい。
写真の通り顎が大きいので指でつまむと噛み付いてくるが、肉を咬みちぎられるほどの力はない。

本来の巣を壊されたためか、台風が近かったためか、家のアルミサッシの中空部分に大量に引っ越してきたことがある。
posted by ナマモノ at 19:59 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>ハチ目

潜れなくても・シロテンハナムグリ

2005年11月11日

コガネムシ科 ハナムグリ属
シロテンハナムグリ
花に潜るからハナムグリ。花が小さすぎで潜れなくてもハナムグリ。
花粉や蜜などを食べているハナムグリの中で本種は発酵した果実や樹液を好むらしい。

金属光沢が美しい甲虫。
甲虫の仲間は前翅が硬質化して後翅から腹部をおおっているため飛行が苦手な種類が多い。
中にはまったく飛ぶことを放棄している種もいるほど。
その中でハナムグリやカナブンの仲間は非常にうまく飛ぶ。
これは他の甲虫が前翅を広げて飛ぶのに対し、
前翅を内側に傾けた隙間から後翅を広げることで空気抵抗などが少ない姿勢をとれるからだとか。
非常に速い速度で飛ぶことができるがからだが重いため小回りは利きにくいらしくバイクに乗っていると正面衝突することがあって非常に痛い。

シロテンハナムグリと書いているが似たような種類がたくさんいるのであまり自身はありません。
間違いなどがあればご指摘いただければ助かります。
posted by ナマモノ at 23:11 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>コウチュウ目

ヒトリじゃない・キイロヒトリモドキ

2005年11月10日

ヤガ科 ヒトリモドキガ亜科 Asota属
キイロヒトリモドキ
ヤガ科 ヒトリモドキガ亜科 Asota属

昨日に引き続き今日も黄色で。
名前は黄色灯取り擬き。黄色一人擬きではない。
ヒトリモドキはヒトリガに似ているグループの名前。
どこかで書いた気もするが−モドキなどの命名はちょっとね。

蛾の中でもシンプルな美しさを持った一種といえると思う。
黄色いドレスに白いハイヒールの彼女は踊るように舞っていた。

この画像は【みんなで作る日本産蛾類図鑑V2】さんに掲載していただいています。
posted by ナマモノ at 12:34 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

いつでもあえるけど・キチョウ

2005年11月09日

シロチョウ科 キチョウ属
キチョウ
沖縄で最もふつうに見られるシロチョウの一種。
瞬間最大個体数ではモンシロチョウに劣るもののほぼ一年を通じて見られるのは本種のほう。
一見すると目立ちそうな黄色だが花や若葉の色に隠れて目立たないことが多い。
沖縄島より南、八重山諸島では非常によく似たタイワンキチョウもいるので同定が難しい。

この個体を撮影した近くでも開発の名の下に伐採がすすんでいた。
いつか「貴重」にならないよう配慮ある開発をお願いしたい。
posted by ナマモノ at 13:32 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

風邪・ライノウイルス

2005年11月08日

やられました
これをネタに詳しく書こうかと思いましたが生物ではないので…

posted by ナマモノ at 14:26 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

ヒメジャノメジャナイノネ・リュウキュウヒメジャノメ

2005年11月04日

ジャノメチョウ科コジャノメ属
リュウキュウヒメジャノメ
奄美大島より北に生息するヒメジャノメとは別種。
沖縄〜奄美と八重山諸島では別亜種になる。
ヒメジャノメとは非常に近縁で、比較的新しい時代に種分化があったと思われる。
ヒメジャノメとは交配可能だが子には繁殖能力がない。

チラリズムのサービスショット
リュウキュウヒメジャノメ2
posted by ナマモノ at 17:21 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>チョウ目

蒼いカタツムリ・アオミオカタニシ

2005年11月03日

ヤマタニシ科Leptopoma属
アオミオカタニシ
チョコエッグにも登場したことがあるのでご存じの方も多いでしょう。
茶褐色系の多い陸貝の中で一風変わった外見です。
鮮やかな貝殻の色は透けて見える本体の色、青身陸田螺・アオミオカタニシです。
沖縄名もオールーチンナン。蒼いカタツムリとそのままです。
本体を除いた貝殻は半透明の乳白色なので貝殻標本ではこの色にはなりません。

色の他によく見るカタツムリとちがう点がいくつか。
一般的にカタツムリの目はツノの先についていると思われることが多いですが、
この仲間はツノの付け根に目がついています。
さらに貝殻に蓋を持っているため、活動中は開いた蓋が殻の後方に見えることも。
目立たないところで雌雄異体という点も見逃せないです。

カタツムリ・ナメクジとまとめられる陸上に進出した貝類ですが、
単一の系統ではなく複数の系統が別々に陸に上がっているのですね。
posted by ナマモノ at 00:00 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 腹足綱>原始紐舌目

臆病なひょうきん者・オキナワキノボリトカゲ

2005年11月02日

アガマ科キノボリトカゲ属リュウキュウキノボリトカゲ沖縄亜種
オキナワキノボリトカゲ
日本で唯一のアガマ科トカゲ。この仲間にはあのエリマキトカゲがいます。
非常に臆病な性格で、木の幹にしがみついているときに人が通りかかるとさっと裏側にまわっていきます。
臆病すぎて反対側でびっくりするとそのまま一回転してくることも…

写真は比較的若い個体。からだが褐色ですが、雄だとすると成熟すると鮮やかな緑色になります。
カメレオンほどではありませんが周りにあわせて若干体色を変えることもできます。

生息地の開発やペット用としての乱獲で天然の個体数が激減中。レッドデータブックに載ってしまいました。
posted by ナマモノ at 00:00 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 爬虫綱>有鱗目

高速機動幼虫・オキナワマドボタル

2005年11月01日

オキナワマドボタル幼虫
ムカデやヤスデのの様にも見えますがれっきとした昆虫。
オキナワマドボタル(別名オキナワオバボタル)の幼虫です。
蜂や蝶など完全変態する幼虫はあまり足が長くなく動きが緩慢なことが多いのですが、
沖縄に多い陸棲ホタルや肉食性のテントウムシなど肉食
かつ自分で餌を捕食するタイプの幼虫はこのように機敏な体をしていることが多いです。
本種は陸貝(いわゆるカタツムリ)を餌にして育ち、成虫になるとほとんど食餌を摂らず生殖に特化した生活を送ります。
幼虫時代から光りながら地面を歩くのでヘイケボタル・ゲンジボタルをイメージしていると違和感を感じるかもしれません。
沖縄島・久米島(別亜種)に分布。
posted by ナマモノ at 15:18 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(2) | 昆虫綱>コウチュウ目
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