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嫌われ者の姿を借りて・ホソヘリカメムシ(幼虫)

2005年10月12日

ホソヘリカメムシ幼虫
分類が間違っている? いいえ、これは立派にカメムシです。
口がアリのような顎ではなくストロー状になっていることがわかります。写真では写っていませんが。
虫の世界ではアリそっくりの形をするものが多く、これもそのひとつ。
アリガタ―、アリモドキ―といった虫にそのものズバリ、アリグモといった蜘蛛までいます。

アリに似る理由はなんでしょうか。

生物がお互いに似通っている場合、いくつかの理由があります。
 種類として近いから・似ているのは当然(ヒトとサル)
 収れんの結果・同じ環境に合わせているから(サカナとイルカ)
 擬態
  ミューラー型・毒などを持った同士が似たかたちを取ることで共通の捕食者から逃れる(テントウムシと一部のカメムシ)
  ベイツ型・毒などを持ったモデルに似ることで捕食者から逃れる(スズメバチ等にたいするトラカミキリ)
さて、今回のパターンはどれだろう。
カメムシとアリくらい近い種類はたくさんいるし、似たような環境で過ごす生物も多い。
おそらくミューラー型とベイツ型二つの擬態が合わさっているのではないだろうか。
ご存じの通りカメムシ類は臭い。種類によってはそれはそれは強烈に。たべてもおいしくない。多分。
そしてアリも蟻酸などにより不味いらしい。あなたならこれらの不味そうなものを食べようと思うだろうか?
さらに蟻には集団で行動し噛み付いたりするなど、他の生物からすると嫌な側面を持っている。
さあ、それでもあなたはこれを食べてみようと思うだろうか?

こうして幼虫時代を無事に過ごしたホソヘリカメムシは成虫となって、今度はハチそっくりの飛行姿を見せてくれるのである。
posted by ナマモノ at 12:43 | 沖縄 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目
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