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蝶のように舞い蝉のように刺す/フタホシハゴロモ

2006年11月01日

ハゴロモ科 Ricania binotata
フタホシハゴロモ背
一見すると蝶(あるいは蛾?)に見えるが、ハゴロモというセミやカメムシに近い種。
よく見ると羽根は広いけど蝶などとは付き方が違う。
顔をよく見るとセミににていることがわかるだろう。
ほかにも集団で草に止まっているところをみると蝶よりセミやカメムシの生活習慣に近いのがわかる。

フタホシハゴロモ腹
腹側からみるとセミ。あるいはヨコバイとそっくりである。

特に害虫というわけではないが、大量の虫にふれるとかぶれることがあるらしいので注意を。
posted by ナマモノ at 13:41 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | 昆虫綱>カメムシ目

目立つが勝ち/アヤナミカメムシ

2006年05月06日

カメムシ科 Agonoscelis nubila
アヤナミカメムシ成虫
橙と黒と白のコントラストが鮮やかなカメムシです。
くり返し同じ話題で申し訳ないのですが、目立つ配色は「不味さ」「危険さ」をアピールして食べられないようにするため。

撮影当日、半径1m以内では同じ様な配色のセイヨウミツバチ、チビアシナガバチ、タイワンキドクガ、そして本種がいました。

目立つ配色ですが、ちら見ではそれらのうちのどれか分からないのであえて近づかないでしょう。
それらのどれにあたってもあまりいい「食餌」にはなりそうにないですしね。
posted by ナマモノ at 14:30 | 沖縄 ☀ | Comment(1) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

葉から翅へ/コクタントガリキジラミ成虫

2006年04月18日

キジラミ科 Trioza magnicauda
コクタントガリキジラミ成虫
幼虫を紹介したので今回は成虫を。
体長約3mm。
葉に埋もれるように生活していた幼虫時代とは異なり立派な羽根を持ってます。

カメムシ目(半翅目)の中にはカメムシの他にアメンボやセミ・キジラミ・ヨコバイなどが含まれるが、
カメムシ・アメンボはカメムシ亜目(異翅亜目)、セミやキジラミなどはヨコバイ亜目(同翅亜目)に分類される。
ヨコバイ亜目は大きさこそ違えど、成虫はセミのような形をしていることが多い。

幼虫もよく考えると地中に潜るか葉に潜るかのちがいしかないのかもしれない。
posted by ナマモノ at 07:17 | 沖縄 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

宝石の虫/ナナホシキンカメムシ

2006年04月13日

キンカメムシ科 Calliphara exellens
ナナホシキンカメムシ腹
今日は腹側から。

ネタ切れというわけじゃないです。
いや、ほんと。
posted by ナマモノ at 13:01 | 沖縄 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

悪臭の宝石/ナナホシキンカメムシ

2006年04月12日

キンカメムシ科 Calliphara exellens
ナナホシキンカメムシ背中
一見すると甲虫の様だが、れっきとしたカメムシ。
その美しい外見に似合わず非常に臭い。らしい。
私は未だに嗅いだことがないので感想は言えない。

目立つのも臭いのもちゃんと理由がある。
テントウムシと同じく、捕食者に対して「まずいモノ」と覚えさせるためだ。
なるほど、これだけ派手なら忘れられないだろう。

本種は集団生活することで有名だが、私はまだ集団に出会ったことがない。
活動範囲が狭いのか、探し方が悪いのか…
posted by ナマモノ at 15:30 | 沖縄 🌁 | Comment(2) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

クレーターを作ってます/コクタントガリキジラミ

2006年04月06日

キジラミ科 Trioza magnicauda
コクタントガリキジラミ若虫
コクタンの葉がデコボコしているのを見たことがあるだろうか。
その犯人は本種コクタントガリキジラミです。

若虫はコクタンの新芽が出る頃に発生し、葉にくぼみを作ってそのなかで生活します。
そのため葉はクレーターのようなデコボコを作られてしまいます。

カメムシ目ということで成虫を拡大するとセミに似ています。
本種の成虫はお尻がとがっているためトガリキジラミと呼ばれています。
posted by ナマモノ at 15:25 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

小さなモビルアー○ー/タイワントゲカメムシ

2006年03月05日

カメムシ科 Carbula crassiventris
<<画像準備中>>
カメムシといえばあの臭い。
こちらもやはりくさいのだろうか。私は確認する度胸がないので嗅いだりはしないのですが。
以前にも書きましたが、昆虫類はメカ的デザインの参考にはよさそうです。
ちょっと修正すれば某巨大ロボットアニメに出演できそうですよね。

肩口の黄色いポイントなんてビームを出しそうじゃないですか。
実際には出ないですけど。

あのワンポイントは何の効果があるのか、今度調べてみたいと思います。
posted by ナマモノ at 05:36 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

終の住処を得たり/フタスジハリカメムシ

2005年12月10日

ヘリカメムシ科 Plinachtus basalis
フタスジハリカメムシ
背中(胸部背面)に二つのスジと針を持つカメムシ…ですが、
個体変異が激しく背中の彫り物はいろんな形になります。
昨日紹介したハリツルマサキに選択的に寄生します。
カメムシに限らず多くの植物食の昆虫は比較的狭い範囲の種類しか食べません。

それは植物が作り出す「毒」のためです。

どんな植物でも多かれ少なかれ毒をもっています。
中でも一番量が多いのがDHMOという水酸の一種。人間でも多量に服用すると危険なので注意して下さい。
そのほかにも各種の毒を持っているため、それらを無毒化することができたものだけが生き残れました。
そうして生き残れた個体はほかの生存競争から一歩離れたところにいるため
それ以外の植物を食べる必要がなくなり、特定の狭い範囲の植物を食べるようになります。
それらをもう一歩進めたのが毒を蓄積する生物たち。
一部の蝶や河豚もそうですね。

カメムシの臭いももしかしたら植物の芳香成分を凝縮したものかもしれませんね。
posted by ナマモノ at 13:48 | 沖縄 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

真夜中の来訪者/アカギカメムシ

2005年12月02日

キンカメムシ科 Cantao ocellatus
アカギカメムシ
奄美大島以南に分布するカメムシの一種。
一見すると甲虫の様にも見えるが、れっきとしたカメムシであり臭いらしい。私は臭いを嗅ぐ度胸がない。

彼等には驚くような習性があり、母親は卵を産み終わったあともそれに覆い被さるようにして保護をするという。
幼虫が孵化したあともこのような行動を続けるという。
このあたりの子煩悩さは同じカメムシ目のコオイムシに通じるものがあるかもしれない。

カメムシの仲間は集団性が強いことも特徴で、よく食草のアカメガシワに集団を作っているらしい。
私は未だかつて集団を見たことがないのだが、それは活動範囲のせいだろう。

写真の個体はだいぶ色が薄くなっているが、これは羽化から時間が経っているため。
若いうちは色鮮やかだが次第に薄くなっていくという。人間の頭髪と同じく色素がなくなるためだろうか。
湊和雄のデジタル南島通信によれば栄養のあるものを摂れば色が回復するらしいので人間より深刻じゃないかもしれない。

子育て中に若虫がみるであろう母虫の腹側写真
アカギカメムシ腹
posted by ナマモノ at 19:18 | 沖縄 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

新芽になりきれ 新芽になりきれ/トビイロハゴロモ

2005年11月19日

アオバハゴロモ科 Mimophantia maritima
トビイロハゴロモ
薄い地色に白い粉を吹いたような容姿が特徴のハゴロモ。
草の上に集団で群がっていると新芽が生えてくるところにも見える。
この個体は葉の上にいたので目立っていたが。
ハゴロモやヨコバイの仲間はバッタほどではないにしろ後翅でジャンプすることができ、
本種も驚くと飛び跳ねて逃げることがあるらしい。
そのときは集団で跳ねるのでパチパチと小気味よい音がするとか。
posted by ナマモノ at 11:34 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

緑の草に赤い装飾・タイワンヒゲナガアブラムシ

2005年11月13日

アブラムシ科
タイワンヒゲナガアブラムシ
アキノノゲシに作られたコロニー。
緑色の植物に鮮やかな赤い集団がいるので非常に目立ちます。
単為生殖(つまりクローン)で増えるためあっという間に植物の茎を埋め尽くし写真のような状態に。
しかし単位生殖には遺伝子的に均一になり病気などに弱くなると言う欠点も。それを克服するためかそろそろオスの個体を生み有性生殖も行うようになる。
また、あまり密度が上がると寄主が枯れてしまったりテントウムシにより一網打尽にされるため羽根を持った個体が出てくることも。
非常に多様性に富んだ生態を見せつけてくれます。
posted by ナマモノ at 11:08 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 昆虫綱>カメムシ目

終わらない夏・クロイワツクツク

2005年10月20日

クロイワツクツク
10月も半ばを過ぎたというのにまだ元気いっぱいに騒いでいるセミがいる。クロイワツクツクだ。
沖縄にはクロイワ−を冠する昆虫が多い。クロイワは黒岩だが、地理的要因とは関係がない。
沖縄は石灰岩が中心なので岩は本来白い。
名前は黒岩恒氏に由来する。氏の功績についてはGoogleで調べるといろいろ見つかるはずである。

沖縄の秋は昼に本種を含むセミが鳴き、夜にはキリギリスの仲間が鳴いている。賑やかな島なのである。
posted by ナマモノ at 23:55 | 沖縄 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

膨らむのはオトナになったから・ヒラタミミズク

2005年10月14日

ヒラタミミズク成虫
ふつう、ミミズクって聞いたら鳥だと思うよね。でも今日のは鳥じゃなく虫なんだ。
そのなもヒラタミミズク。平たいミミズクって意味なんだよ。平田さんは関係ないんだ。
ナナフシが枝に化ける天才ならこのヒラタミミズクは葉に化ける天才だね。
左側が頭で、よく見ると眼があるのがわかるかな。どうしても化けることの難しい眼を小さくしてからだの縁に付けることで目立たなくしてるんだね。
ちょっと葉が密集しているとキレイにとけ込んで目立たなくなるんだよ。
え? そんなに平たくないし化けるのも上手じゃないって?
それはこのヒラタミミズクが大人になって羽根が生えてしまったからなんだ。
若い頃はもっと薄くて1-2mmしかないんだって。
人間のおとなはおなかが出てくるけどヒラタミミズクは背中が出て来るんだね。

ちょっとだけ羽根を開いている画像がSeaStar's Photolog様の鳥じゃない けど 鳥の名前でみられるよ。
posted by ナマモノ at 14:25 | 沖縄 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

嫌われ者の姿を借りて・ホソヘリカメムシ(幼虫)

2005年10月12日

ホソヘリカメムシ幼虫
分類が間違っている? いいえ、これは立派にカメムシです。
口がアリのような顎ではなくストロー状になっていることがわかります。写真では写っていませんが。
虫の世界ではアリそっくりの形をするものが多く、これもそのひとつ。
アリガタ―、アリモドキ―といった虫にそのものズバリ、アリグモといった蜘蛛までいます。

アリに似る理由はなんでしょうか。

生物がお互いに似通っている場合、いくつかの理由があります。
 種類として近いから・似ているのは当然(ヒトとサル)
 収れんの結果・同じ環境に合わせているから(サカナとイルカ)
 擬態
  ミューラー型・毒などを持った同士が似たかたちを取ることで共通の捕食者から逃れる(テントウムシと一部のカメムシ)
  ベイツ型・毒などを持ったモデルに似ることで捕食者から逃れる(スズメバチ等にたいするトラカミキリ)
さて、今回のパターンはどれだろう。
カメムシとアリくらい近い種類はたくさんいるし、似たような環境で過ごす生物も多い。
おそらくミューラー型とベイツ型二つの擬態が合わさっているのではないだろうか。
ご存じの通りカメムシ類は臭い。種類によってはそれはそれは強烈に。たべてもおいしくない。多分。
そしてアリも蟻酸などにより不味いらしい。あなたならこれらの不味そうなものを食べようと思うだろうか?
さらに蟻には集団で行動し噛み付いたりするなど、他の生物からすると嫌な側面を持っている。
さあ、それでもあなたはこれを食べてみようと思うだろうか?

こうして幼虫時代を無事に過ごしたホソヘリカメムシは成虫となって、今度はハチそっくりの飛行姿を見せてくれるのである。
posted by ナマモノ at 12:43 | 沖縄 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

マルツノゼミ

2005年10月04日

マルツノゼミ
丸いツノゼミでマルツノゼミ。
ツノゼミというのは角のような突起を持った蝉。
写真を見ればわかりますが目元や翅や脚は蝉とそっくりです。大きさは1cmほどのちいささなのですが。
異様なのはその背中。こぶのように膨らんで後方へ棘のようなものが発達しています。
不便そうな突起がなんの役に立っているのか、未だに明確な答えはないそうで。
Googleでイメージ検索するとツノゼミ類の楽しい姿がたくさん見つかります。

ツノゼミ類は熱帯地方にいけば種類も形状も多様な展開を見せていますが、沖縄島で確実に見ることができるのは本種のみ。
派手な生物が多いと思われる沖縄で比較的地味な存在ですね。
posted by ナマモノ at 08:58 | 沖縄 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目

オキナワテングスケバ

2005年10月03日

テングスケバ
鼻高々でエッチなんだけど完全な変態じゃないよ。それはテングスケベ。
天狗の様に鼻が長くて羽根が透けているからテングスケバ。
あの位置は鼻ではないけど。
そもそも昆虫には人間で言う鼻に直接該当する器官はない。
嗅覚は触角で感じているし、呼吸は腹部の気門を通して行っている。

テングスケバを含むハゴロモの仲間はセミと比較的近い仲間である。
天狗の鼻を折ってみるとだいぶセミに近い形に見えないだろうか。
とはいっても隊長は10-12mm程度でセミのように大音響で鳴いたりしないのだが。

なんとなく模様がイラブチャーしているのは夜間に白色LEDで照らしているからです。
posted by ナマモノ at 20:17 | 沖縄 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 昆虫綱>カメムシ目
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